
来賓挨拶
司会(井上)ありがとうございました。では次に、来賓として御出席されておられます運輸省第三港湾建設局長中山様からごあいさつをいただきたく思います。では、中山様よろしくお願いいたします。
中山(運輸省第三港湾建設局長)ただいま御紹介をいただきました地元神戸におります運輸省の第三港湾建設局長の中山でございます。まずもって、ウォーターフロント国際シンポジウムの開催を当神戸でやっていただきましたことをお礼を申し上げたいと存じます。
先ほど石渡理事長代行の方からお話がございましたように、昨年の1月17日、当地方は阪神・淡路大震災に見舞われたわけであります。その後、港の復興、復旧、また神戸の町の復1日、復興に全力を挙げて取り組んでいるわけでございますが、そういった中でできるだけいろいろな機会を設けて人々に当地神戸へおいでいただくということが、町の復興に極めて有効だということから、私どもの運輸省関係の会議はもちろんでありますが、関係機関にお願いしまして、できるだけ神戸にたくさんのお客さんに来ていただくということを念じているわけであります。そういう意味から、今回港湾空間高度化センター主催で国際シンポジウムが当地で開かれるということは、非常にありがたく、感謝を申し上げたいわけであります。
私もこの国際シンポジウム、前職のときにいささかかかわった経験がございますけれども、このウォーターフロント開発にかかわる情報交換の場という意味で、世界のさまざまな地域のウォーターフロント開発のあり方といったものを学ぶ機会、そういう意味で非常に有意義だというふうに考えているわけでございます。本日も4カ国の講師の方からお話を例えるということでありますので、ぜひその貴重な御意見に耳を傾けていただければというふうに思います。
先ほど触れました阪神・淡路大震災からの復旧、復興の工事、おかげさまで大変順調に進んでおります。今、皆様方がおいでになりますこのオリエンタルホテル、開業前に地震に見舞われたわけでありますけれども、幸い建物としては全く無傷でありまして、予定どおり営業開始にこぎつけた。しかも、この建物は民活事業という私どもの事業手法を取り入れて整備がされたということで、ひとつ地震との関係で思い出になるようなものでありますし、皆様方、時間があったらごらんいただければよろしいわけでありますが、この中突堤の周辺の部分、特に船が着く部分にっきましては、私ども第三港湾が直轄でその岸壁の復旧を行ったという、そういう場所でもございます。
神戸の港、機能的には例えば定期航路は9割以上戻っているとか、コンテナの貨物についても80数%まで戻った。あるいは、施設そのものについても、6割から7割近くが復
前ページ 目次へ 次ページ
|

|